前のお話だよ!

6月上旬の土曜日 朝9時40分。
福岡県みやま市ケンの家にて。
ケンが庭でツーリングの準備をしていると、スクーターが1台入って来た。
ケン「ここkここれ!りりrこりこりリコルドお?!」
ケン「もももしかして、ヤッさんって良いとこのお嬢様!?‥ですか?」
ヤス「そうよ。私はあなたのような下賤なモノどもが憧れるお金持ちよ。父はジェフ・ベゾスで母はウォーレン・バフェット、そして父はビル・ゲイツよ。低学歴がうつるから近寄らないでちょうだい。」
ケン「ボケが多過ぎるわ!洪水のように押し寄せてくるわ!もっとツッコみやすくボケてくれ!」
ヤス「この程度もツッコめないなんて哀れね。まともな教育を受けていないのね。」
ケン「同じ学校で同じ教育受けとるやろがい!」
ヤス「そんなことより、このスクーターは高価なものなのかしら?」
ケン「確か100万円以上するはず‥ほら!」スマホでリコルドを調べた。
ヤス「そう。普通のスクーターはいくらなのかしら?」
ケン「新車でも30万円あれば買えるわ。」
ヤス「で?コレは有名なのかしら?」
ケン「いやー、一般人は知らんやろ。相当好きな人しか知らんと思う。」
ヤス「そう。じゃあ、私が優雅で美しく格式の高いお金持ちキャラだということは他言無用よ。もし、バラしたら‥」
ケン「わーーかった分かった!もしバラしたら、罰ゲームとしてヤッさんとチューするわ。」
ヤス「え?ちょ、え?」
ケン「姉ちゃーーん!例の美少女が来たよーー!」ケンが玄関から呼ぶ
カオリ「か、かわいい…!待ってたぜぇ♡この時をよぉ♡このホワホワの金髪さんはどなた?」カオリが玄関から出てきた。
ヤス「私と言う金髪お金持ち幼馴染美少女キャラがありながら、こちらの黒髪の乙女とはどいう関係かしら?」
ケン「こちらは2年生のヤスさんです、冗談がキツイので覚悟してください。
こちらは姉のカオリさんです、美少女が大好物なので近寄らないでください。」
カオリ「ぐへへ、ヤスちゃん可愛いね…こっちおいでお菓子あげるよ。一緒にいいコトしようねぇ♡」
ヤス「‥」
カオリ「大丈夫よ、何もしないから。ちょっとだけ、先っちょだけだから♡すぐ終わるから。ね?ね?」
ヤス「私は今ドン引きというものを経験しているわ。変質者って実在するのね、架空の生き物だと思っていたわ。」
カオリ「さ!あがって。ホントにお茶とお菓子あるから、ナオ君たち来るまでお話しよ?」
ヤス「ちょっと、アナタのお姉さまは大丈夫な人なの?」
ケン「大丈夫!もしもの時は、3人で一緒に末永く幸せに暮らせばエエやん。ぐへへ‥。さ、あがって。」
ケンの家の応接室にて。
カオリ「さぁ、召し上がれ。惚れ薬入りのマフィンと、エロい気分になるお茶よ♡」
ヤス「え‥遠慮しておくわ。」
ケン「大丈夫やって!姉ちゃんは冗談が好きやから。なんも入ってないから。ほら、普通に食べれるって。」マフィンを食べる。
ケン「あ、あれー?なんか姉ちゃんのこと大好きになってきたぞー。おかしーなー。」
カオリ「えー?もー‥ケンちゃんはいつも私のこと大好きでしょ?フフフッ♡」
ケン「あー!そーやったー!はっはっはー!」
カオリ「ほら!お茶も普通に飲めるから。ね?」お茶を飲む。
カオリ「あー、なんだかエッチな気分になってきたわー♡どうしよー。ケンちゃん、ベッドの部屋に行こー?」
ケン「えー?今日はお客さんも居るんやから、ヤッさんも誘わなアカンやろ?」
カオリ「あー!ホントだ!さすが私の可愛いケンちゃん!賢い子に育ってくれて嬉しいわ♡」
ケン「姉様がしっかり教育してくれたおかげです。ありがとうございます。」
ヤス「私はいったい何の茶番を見せられているのかしら?」
カオリ「フフッ♡つかみはこの辺にして‥ヤスちゃんドコに住んでるの?寮?」
ヤス「不審者に住所を教えるほど、知能は低くないわ。国道セブンのすぐそばよ。お姉さまはドコに住んでいるのかしら?」
カオリ「えー?私はみんなの心の中よ。」
ヤス「ご冥福をお祈り申し上げます。どうか成仏してちょうだい。」
カオリ「さぁ!ケンちゃん、ツッコんで!」
ケン「え?!ちょ‥俺はいったい何の茶番を見せられてるんや‥?」
カオリ「えー‥?それはダメよね?人のネタだし。パクられた方も滑った感じになるから絶対外しちゃダメなのに‥。」
ヤス「ええ。ダメね。センスの欠片も無いわ。アナタの辞書にツッコミの2文字は無いのね。」
カオリ「ツッコミの[あ]の字も知らないのに、無理するから‥。」
ケン「ここは地獄かよ?!ツッコミは2文字じゃないし、[あ]の字は入ってねぇだろ!」
カオリ「ふふ。今のはちょっと良かった♡」
ヤス「地獄かよ!?はギリギリいけるわね。」
ケン「お嬢様方のキビしいことよ‥。」
ナオたちが来るまで三人は家でおしゃべりをした。
次のお話だよ!

コメント
[…] 5月下旬。昼休み、教室にて。 ケン・ナオ・エシマで昼食中。 ナオ「ケンちゃん!ヤバか!来年度定員割れしたら廃校げな!」 ケン「は?」 ナオ「廃校阻止のためにバイク部ば作ってから学校アピールしよい!ケンちゃんが部長… バイク部の連中1.0バイク部設立編2/3 バイク部の連中2.0 大観峰ツーリング編1/4 […]
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