前のお話だよ!

同日、午後0時。熊本県阿蘇市の大観峰にて。
大観峰は阿蘇の北外輪山最高峰。視界をさえぎるものが無いのでとても見晴らしがいい。
目の前に見える阿蘇中岳が噴煙を上げてる。
ケン「あったかくて晴れた日は気持ちイイな!最高やわ!」
ナオ「うん。バイク乗りが集まるのが分かるわ。」
エシマ「めっちゃ客 居るね。人気の観光地なんやね。」
ヤス「バイクってこんなにたくさん居るのね。」
ナオ「あれ!噴火しよるやん!」
ケン「ええ!?雲やろ?」
エシマ「あー、たぶん噴火ばい。阿蘇山は活火山やけん。」
ケン「へぇー!ほかの阿蘇ネタは?」
エシマ「んー、たしか阿蘇山は世界最大級の火山で、日本百名山になっとるはず。」
ナオ「あー。まじ大自然やね。XPんごた。」
ケン「あー!ホンマや!WindowsXPやな!こりゃスゲーわ。」
エシマ「んー、途中の道も景色良かったしね。」
ケン「次、ヤッさんの番。感想を述べよ。」
ヤス「こんな景色があるなんて知らなかったわ。次はマトモな人間と来たいものね。」
ケン「石碑の前で写真撮ろう!活動報告書に使うヤツ!ナオちゃんのアイホン8が一番いいカメラやろ?頼むわ!」
ナオ「おっけ!」
ヤス「私はやめておくわ。」
ケン「あぁん?来いって!エシマも早よ!」
ナオ「撮るばい?3・2・1・ハイ!」
ケン「うぇーい!」
ケン「あっち歩道あるやん!行こ!」
ナオ「俺キツいけん休憩しとくわ。」
エシマ「俺も休んどこーかな。」
ケン「うえー、軟弱者どもめ。ヤッさん2人きりでデートしようぜ!」
ヤス「ひざまづいて靴をナメたなら付き合ってあげてもいいわよ?」
ケン「おっけー!また2人きりの時に、ついでに靴もナメたるから行こうぜ!ぐへへ‥。」
ヤス「もう2度とアナタと二人きりになることは無いわ。」
ケン「そりゃ残念。じゃ、行ってくるわ。」ケンが離れる
エシマ「ヤッさんの家っちドコね?寮じゃなかよね?」
ヤス「国道セブンのすぐ近くよ。」
ナオ「めっちゃ近かやん。ヨカねぇ。」
ヤス「アナタたちのような一般市民はドコに住まっているのかしら?」
ナオ「俺んチは久留米の津福小学校の近くばい。学校まで25分くらいやね。」
エシマ「あー、俺は寮やね。」
ナオ「休みの日っち何しよるとね?趣味とか何しよる?」
ヤス「休日は、酒とタバコとギャンブルに費やしているわ。」
ナオ「ふぁッ?!マジで!?ロックやねぇ!」
エシマ「おー、ケンちゃんと同じやね。」
ナオ「ケンちゃんはソレにオンナとクスリもキメるしね。まぁ、ケンちゃんの方は冗談ばってんね。」
ヤス「私も冗談よ。」
ナオ「ヤッさんち普通の人ね?」
ヤス「どういう意味かしら?」
ナオ「悪い意味じゃなかばってん、発言とかヤバいけん、障害とか有るとやかっち思って。」
ヤス「ナメられたものね。私の発言は高度な知能により計算しつくされたものよ。これを理解できないなんて、哀れな肉ね。」
ナオ「あーね。エシマ、バイクの写真撮れとる?見せて。」
エシマ「あー、うん。これやね。」
ナオ「はぁ!?馬鹿かやん!?道の駅ではちゃんと撮れとるっち言いよったろーがやん!けんかつ使いもんになるかやん!お前スクーターっちゃけん左手で撮れよーがやん。左手使わんなら捨てろ!エシマの左肩を殴る。
ケン「お!またヤッさんが問題起こした?」ケンが戻って来た。
ナオ「それも有るばってん‥。」
ヤス「それは無いわ。」
ナオ「これ見てん。エシマの運転中の写真。」
ケン「うーわー‥。ダメだこりゃ、使えそうなの1枚も無いな。スクーターでも運転中の写真は難しいんか‥。」
ナオ「いや楽勝ばい!エシマがヘボいだけばい!このセレロン頭が!」
ケン「ふぁーー!セレロンは笑うわ!しかし、どーしよか‥。」
ナオ「俺が撮るけん、みんなバイクで俺の前ば通って!」
エシマ「あのー、タイマーとかで全員写れんやか?」
ケン「遠くにカメラ置いて、広い範囲で撮ったらイケるんちゃう?」
ナオ「石とか何かカメラ台作れそうなモノ無いやか?」
ケン「カメラの足?何やっけ?ピラミッドみたいな、脚立?あれ欲しいな。」
エシマ「いやー。でも、ここクルマ多いけん危なくないやか?」
ビカ「こんちは。よかったら写真 撮ろうか?」
次のお話だよ!

コメント
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